夏までに発電量を330万KW増やす方法

夏の電力不足に対して計画停電ではなく電力制限でなんとか乗り切れないかと検討する状況になりつつありますが、夏までに330万KW電力を増やす方法があります。それは今停止している柏崎刈羽原発2、3、4号の再稼動。まずは現在までの柏崎刈羽の状況を確認します
・新潟中越沖地震により全機停止。以降、全機耐震強化に入る
・7号機は平成21年12月28日に、6号機は平成22年1月19日に、1号機は平成22年8月4日に、5号機は平成23年2月18日に営業運転を再開
・残る2号機、3号機、4号機の状況はこちら。3号機は工事完了。4号機は配管サポート強化工事中。2号機は配管サポート強化工事、原子炉建屋天井クレーン強化工事、燃料取替機強化工事中(元々は恐らく今年の夏までには営業運転再開までこぎつけたいという工程だったと思われます)
・健全性の確認状況はこちら。こちらも稼動前の確認は3号機、4号機、2号機の進捗が進んでいる状況
というわけで実質的には夏には試運転に入ることができそうな状況だと思われます。別に営業運転に入らなくてもいいのです。試運転でも発電はするわけですから
こうなると一番のハードルは地元の意向ですが、柏崎市長は慎重姿勢を示しています
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110406-OYT1T00946.htm
東京電力もこの時期に再稼動許可が通るなどという空気の読めないことは考えていないでしょうから、この3機については供給能力として見込んでいないでしょう
もちろん東北・関東大震災を受け耐震性の再見直しが必要だと思います。しかし既に稼動許可した4機と"耐震性”という点で何が違うのでしょうか?残りの4機も止めるか、それとも2,3,4号機の再稼動許可の手続きを可能な限り簡略化(例えば市、県、国が同時に許可を出すとか)して夏に間に合わせるべきなのか
結論:池田先生と孫さんにはどう考えているのか聞いてみたいところです