福島原発が安全に止まっていたら

歴史のifを考える事に意味があるかどうか分かりませんが、仮に福島原発が安全に止まっていたらどうなるかを考えてみます。
・安全に止まっていても止まったことには変わりないので、計画停電は起きた
原発は一度止まると地元自治体、国の了承がいる。地元自治体としては安全に止まったとはいえ、再稼働にはより慎重な対応を東京電力に求めることになる
原発さえ動かせば計画停電は回避できるから、経団連あたりから福島、新潟の地元自治体に早期再稼働要請がでる(柏崎刈羽の2〜4号が止まっているのは単なる定期検査ではなく地震後の耐震対策中だから。地元自治体の再稼働許可はまだでていない)
・マスコミは『地元の声をないがしろにせず、なるべく早期の解決が求められます』とあいかわらずのどっちつかず論を展開する
結局は『原発安全神話』は残り迷惑施設押し付け論になってた。もしくは田舎と都会の対立論か。少なくとも日本のエネルギーとはどうあるべきか?なんていう話にはならなかった
だから原発事故が拡大してよかったんだ、と言いたいわけではない。今の事態になっても都会の電力を早期確保のため、火力増設での地元了解手続きが大幅に省略される可能性があるのだから
誰かの為に誰が犠牲になることはもう辞めにしませんか?