夏に向けての増発電提案

前回は当面の節電策を書きましたが、今回は増発電の話。東電は計画停電を4月末までを目途としていると言ってます。そして夏も行う可能性があると
夏は最も電力が使われる時期です。福島・柏崎刈羽という2大原発、そして東北電力からのバックアップを失った今、東電の夏の電力不足は現実性が高いといわざろうえません
夏までにいかにして発電を増やすか?火力の増設は工期上、厳しいことに加え、燃料をいかにして調達するかという課題があります。では60HZとの周波数変換機を増設するのはどうか?これも工期上厳しい
一番早いのは太陽光発電です。家の上に乗せるだけ。電力線を新たに引くこともないし、燃料調達の心配ない。そして暑くなればなるほど発電量も増えるのです。発電所側には大助かりです
問題は太陽光でどれだけ発電できるか?実はメガソーラを緒言を基に大雑把に言うと日本の宅地すべてに太陽光発電を付けた場合の発電量は、日本の電力消費量とほぼ同じです。あくまで”総量”が同じなので、太陽光発電は夜には発電しませんから電力バランスは考慮してませんし、宅地も日陰とか条件の悪いところもある。そういうのを加味するにしても、思った以上にポテンシャルがある数字だと思います
それでも太陽光は高い。実は太陽光発電は設置こそ消費者負担ですが法令で”電力会社が40円/KW(家庭用電気料金の倍)で買って、その費用を消費者の電力に上乗せする”ことになってます。ですから、"夏までに太陽光を設置したら80円/KWで買い取る”と法令を変えて、太陽光発電の設置を加速するのです
この場合、太陽光発電を設置しない方は電気代が上がるだけの大損です。それはもう、”仕方のないこと”なのです。太陽光を付ける人も借金というリスクを抱えるわけですから
何れにしても、目的も何も分からず、電気代を上げるよりマシ。この場合、電気代が上がるかどうかはお上が決めるのではなくひとりひとりの選択の結果ですから