電気代を上げるという愚策より提案したいこと

東電管内での計画停電の件ですが、経済的に与える損失が著しく大きいことに加え、この事態が長期化することから課税を含め電気代を値上げしろという論調がみられます
さてこの論調、全く無意味です。めんどくさいので箇条書き
・電気は代替不可の商品である。よってどんなに値が上がろうと電気を使わなくてはならない。それはリーマンショック前にガソリン価格が暴騰しても、車社会である田舎ではガソリンを買わざろう得なかったことと同じ構造である
・電気代の値上げは電気だけの値上がりを意味しない。電気を使うすべての部門に影響が及ぶ。鉄道運賃、加工食品、小売業、ITサービス等々。全産業へ影響が及ぶ
・今、最も必要とされることは「計画停電をやめること」。既に個人、企業での自主的な節電が進んでいる中で、マーケットメカニズムで削減できる電力量がどれだけ見込めるのか?
・要は電気の使用量を発電可能量以下にすることをどうやって実現するか?これに尽きる。計画停電がいつから始まったか思い出してほしい。月曜日である。電力使用の6〜7割を占める産業用の電力が増えたからである
・つまり、”働かなければ電力使用が減る”のである。ならば輪番停電するのではなく輪番休業をすればいいのである。もちろん学校も。毎日、計画停電で4時間活動ができないより、よっぽど効率的ではないか?
・これで電力が足りると言えるのか?という疑問があるかもしれないが、足りるまで輪番休業の休日を増やせばいい。5勤2休の輪番休業でだめなら、4勤3休の輪番休業に増やす。学生は長期休暇と差繰りすればいい
・皆が一斉に休まない。いろいろ不都合は出るだろう。取引先に電話したら休業だったとか。だが、その”不都合”は今の計画停電で生じる”不都合”を上回るものなのか?私には今よりはマシだと思える

これは電気の使用側の問題。では如何に供給を増やすか?については次で