ニコニコ動画 ニコニコ大会議はビジネス拡大路線なのか?

ニコニコ大惨事の討論会(詳細はココ)。実は僕もお誘いを受けたりしてた訳ですが、急な話でスケジュールの都合もつく訳もなく、遅まきながらタイムシフトで見て思ったこと
・そもそも大会議はビジネス路線の拡大ではない
司会の方は大会議=ビジネス路線の拡大と認識していたようですが、その前提って正しいんですかね?今回分かったように、ひろゆきも夏野さんも大会議は赤字の垂れ流しと認識している。じゃあ川上さんはどうかというとこのエントリーのブクマのコメントでこう書かれてます。

やってみたが優遇されるのは金のなる木なんじゃなくて著作権的な問題が発生しにくいからだよ。金にはどっちにせよなりません。やればやるほど金がかかるだけ。

要はニコニコの経営陣は、有料化はしたけれども、やはり相変わらず大会議を赤字の垂れ流しと認識してるわけです。で、これは私の勘でしかありませんが、永遠に黒字化することはないと考えているのではないでしょうか?
ではなぜイベント事業として大々的に発表したかというと、穿った見方をすれば、そりゃ赤字垂れ流しじゃ各方面から反発もあるから「ビジネスです(キリッ」と言っとかないとねぇ。。。なんて思うわけです
いずれにせよ、大会議は「ビジネス」ではなく「やりたいからやっている」にすぎない(過去、kawangoさんは「大会議をなぜ赤字なのに続けるのかと言われたら、大会議をやる為に普段の日常がある」ようなことを言っていたと思います)。だからやってみた系を優遇しているのは「ビジネスとして成り立たせる為の集客力」が狙いではなく、「著作権上の問題が起きにくいから」なんですね
というわけで、ビジネスでもなんでもないならドワンゴがああいう形で関わると、一部の優遇になっちゃうので、もう大会議はやめたら?と思ったりするわけです。すべての人がニコニコできる。それはもう不可能なくらい、ニコニコは大きくなりすぎました。ニコニコのイベントを応援したいなら、ニコニコ系のライブに公式配信という形で協力する方法だってあるわけだし
とここまで、「大会議はビジネスではない」ということを前提に書きました。なので、あの場ではニコニコのコンテンツ事業の現状(ニコミュは赤字なのか黒字なのか?、大会議の赤字は回を追うごとに縮小してるのか?)と将来の見通しを聞くのが、まず議論の口火ではなかったのかと思います
まあ大会議の有料配信チケット購入者数がいつの間にか発表されなくなったので、推して知るべきなのかもしれませんが
さて、今回の討論会であったもう一つの議論、「公式生が劣化したテレビである件」については次回