秋葉原連続殺傷犯がツイッターを使っていれば事件は起こらなかったのではないか(2)

前回は彼の掲示板との付き合い方について書きましたが、今回は彼が凶行に及んだ理由についてです
彼は掲示板上でブサイクを自虐するネタキャラとして振る舞っていました。コテハンはつけていなかったものの、掲示版の住民には認知されている状況であったようです。しかしながら、彼へのあらし行為や成りすまし行為を行う者が現れます。特に成りすましに対しては”人格を乗っ取られた”と思うようになり、逆に彼自身があらしにも似た行為を行うようになります。彼は掲示版上であらしや成りすましに警告を行うと共に掲示板の管理人にもあらしと成りすましをアク禁にするよう依頼します。これらの行為は全て無視され、その結果、あらし・成りすまし・管理人に態度を改めるようアピールするため、掲示板上で殺害予告を行い、ついには実行に至ります
極めて簡単に書きましたが、勿論、途中で葛藤もありますし、現実でのトラブル(つなぎを隠される)ことも要因のひとつのようです。そもそも掲示板関係者へのアピールが無差別殺人などというのは理解できることではありません
それは重々承知した上で書き続けますが、彼が凶行に及んだのは、自分がネット上で生み育てた人格が何者かに乗っ取られ、自分の居場所があらしにより傷つけられたことが原因であり、であるならば、彼がやっていたのがツイッターであれば”人格の乗っ取り”も”あらし”も発生せず、彼が凶行に及ぶこともなかったのではないかと思うのです
とはいえ、あの頃はツイッター本格上陸の前。このIF自体意味をなさない。ただ、このことを考えて以来、ツイッターで「死にたい」などというポストを見ると、スルーせずに「やめなさい」とリプするようにしていました