スマートグリッドって何??

スマートグリッドとはネットで調べるとこういうことらしいが、さっぱり分からん。スマートグリッドの肝はメーターをデジタルメータにして消費者、電力会社が電力使用状況を可視化することです。で?それで何かいいことあるの?
電力会社側から言えば個別家庭の電力使用の状況は分からなくても、各変電所単位では電力使用状況は把握しているので、需要調整には全く問題ないのです。そもそも電力という商品の性質上、電気が余ることはない。消費者も電力使用量がリアルタイムに分かるからと言って節電しようという人がどれだけいるでしょうか?
話は代わって二酸化炭素排出の話。前回は製造者側の話でしたが、実際の二酸化炭素の排出状況はどうなっているかというと、こんな感じ。増えているのは家庭、業務(コンビニ、ファミレス等のサービス業)、運輸です。つまり、インターネットや携帯いじって、コンビニに買い物いって、黒猫に時間指定配達をさせ、田舎に至っては1人1台車を持つ時代。そんな風に個人のライフスタイルが変わったせいで二酸化炭素排出が増えた。製造業には罪はない。地球温暖化が大変だ!と夜中にツイッターでつぶやくくらいならPCの電源切ってさっさと寝ろ。という話です
だからといって、個人のエネルギー使用に規制をかけることはできない。地球の為に夏は輪番停電をします!と言われて仕方ないなというやつはいない。ならば税金をかけるか?それも納得感がない。そこで電気料金のルールを変える
電気の使用可能量に枠を設けるのです。使用可能な枠は各家庭で決めればいい。その枠が大きいところほど基本料金は高くなる。その枠を超えたら停電?そんなことしなくてもペナルティとして従量料金を2倍とればいい。別にこれは新しいことでもなく企業が電力会社と契約するときはこのルールでおこなっています
その時に必要になるのが電力使用量の可視化。枠を決めるための参考データ、今どれくらい使っているかの把握、枠を超えそうな時のガイダンス。あらゆる場面で可視化のツールとしてデジタルメータが必要になります
・・・・・・という話はスマートグリッドのどこにも出てこない。スマートグリッドって何だろう?