発送電分離についてDISってみる

参考エントリー
猿でも分かる電力自由化の歴史 - 埼玉こそ最強
発送電分離とは電力会社を発電会社と送電会社を分けること。電力会社の地域独占批判をきっかけに最近、俄然、注目を浴びてますが、ん?と思うことが多いのでDISってみる。
1.電源の分散化が進む
一般的に電源は大きい方が効率もよく、またスケールメリットもあり発電単価は下がる(現にガス会社は電力事業用に50万KW級の電源を稼働させている)。、さらに送電費用は距離に関係なく全国一律。九州から北海道に送っても1Km先に送っても値段は一緒。需要地の近くに電源を設置するメリットは何もない。結局、自由化で進むのは電源の集中
2.太陽光や風力の普及が進む
なんで自由化したら単価が高い自然エネルギーが普及するんだ?確かに原発がある東電からは買わない!例え電気代が3倍になっても風力や太陽光のソフトバンク電力から買う!!という人はいるかもしれない。でもそんな奇人は少数だろう。むしろ、発電単価が高い自然エネルギーを普及させるためには薄く広く負担してもらうという"規制制度"の方がよい。そういう法律を菅さんは通そうとしてるしね
3.各種産業の自家発"埋蔵電力”で電力競争が活発化する
実際のところ、"埋蔵電力"の大半は発電するより買った方が安いから辞めているのであろう。であるならば、電力会社より高い"埋蔵電力"を使って電力会社に勝負をいどむ。そんなバカな事業者はいるわけがない
結局のところ、発送電分離=送電線の開放=公平な競争条件と短絡的に考えてる人が多いのだろう。公平な競争条件の為には発送電分離より優先度が高いことがある。それは原子力の国有化と30分同時同量制度の緩和である
気が向いたら続く