ニコニコ動画 ニコニコ超会議が終わった

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ニコニコ超会議が終わりました。初日の入場のトラブルを除けば、概ね大きなトラブルもなく無事終了しました。ツイッター上での反応を見ても、入場の件を除けば参加者には好評であったように思います。関係者の皆様本当にお疲れ様でした。
さて今回の超会議、個人的には会場に行くことに興味がありませんでした。多くのイベントが公式配信されることが予想できましたし、そもそも人ごみが嫌い。あと幕張は遠いというのもあります。というわけでネット配信でしか見ていません(それもほとんどニコニコ学会)が、超会議について感想を
かつてニコニコ大惨事のころ、私はこう書きました(上の関連エントリー

ビジネスでもなんでもないならドワンゴがああいう形で関わると、一部の優遇になっちゃうので、もう大会議はやめたら?と思ったりするわけです。すべての人がニコニコできる。それはもう不可能なくらい、ニコニコは大きくなりすぎました。

ニコニコ超会議の企画発表があった時、「方向性はその通りだけど無理だろ。そもそもどんだけニコニコがでかくなってるのか分かっているのか?」と漠然とした不安を抱きました。しかしながら、ほとんどのコンテンツを「現実化」できていたのではないかと思います。ここは正直、よくやったなと感心しました。
もちろん、これはすべて運営だけでなく、ボーマスやにこつくに代表されるユーザー側が中心となったイベントがあったことも大きいと思います。この件についても、丸投げかよ!という話もありましたが、個人的にはそれでいいのではないかと思ってました。ニコニコは元々ユーザーが作り上げてきた文化です。金と場所と責任は運営が出すからユーザー側で好きなことをやってくださいというのが運営のスタンスだったと思います。結果的には運営主体のイベントとユーザー主体のイベントがバランスよく配置されていたように思います
話は変わります。ニコニコは運営に言わせると、動画共有サイトではなく、動画を中心としたサービスを核としたコミュニィケーションサイトだそうです。今回の超会議のキーワードは、このコミュニケーション。こういうオールジャンルのイベントを行うことで、いろんなジャンル間で様々な交流が生まれたはずです。あの憧れの投稿者さんに会えた、いつものフォロアーさんに会えた、知らないジャンルの投稿者の話を聞いて興味を持った、刺激を受けた等々。そういう出会いって素敵やん。
最後に超会議のメインテーマである原点回帰ができたのか否か。ニコニコの原点とはニコニコって楽しいよね!ことではないでしょうか?「ボカロ」ではなく、「歌」ではなく、「踊り」ではなく、「生放送」ではなく、「大百科」ではなく、”ニコニコが楽しい”
違う言葉で言うならば、一体感。昔と違い一つの動画で皆が盛り上がることはできなくなりました。でも幕張メッセという巨大な箱でニコニコって楽しいよね!って全てのユーザーが思えることができた。これも形を変えた原点回帰だと思います
原点には回帰した。でも、これからニコニコはどうなっていくんだろう?